本日のアジェンダ-       

                   2025/04/26


学科 ユーザーインターフェイス基礎③
作品の制作について
作品の立案

アクセスマップ とは?

一般的な地図とは違い、アクセスマップは「ある特定の目的地へのアクセス」に特化した地図です。 曲がり角や交差点など、ポイントとなるところを大きく目立たせたり、逆に必要でない情報はバッサリ削ってしまうなど、「見せたいもの」「いらないもの」の見極めが重要です。

1.起点を決める

わかりやすいマップを作成するには、店舗を起点として周囲の状況を描写するのではなく、どこかの起点から店舗にやってくるルートを想定して作成します。

その際には、顧客がどのような交通機関を利用してやってくるのかに合わせて表示するようにしましょう。
例えば電車を利用する顧客に対しては最寄り駅を、自動車を利用する顧客に対してはインターチェンジや国道を表示するようにしましょう。

2.ルートを決める

起点が決まったら、店までのルートを決めます。
ルートを決定する際には、曲がり角が少なく、できるだけ入り組んでいない道を選ぶようにしましょう。
地下通路や私道を通り抜ける道などは、近道であっても初心者にはわかりづらい場合もあります。多少遠回りになっても、わかりやすい道を選択することが大切です。

また、想定する交通機関に適したルートなのかも確認しましょう。
例えば「ルートの途中に横断禁止の道路があって歩行者は渡れない」「一方通行の道で、時間帯によって自動車が通れなくなる」など、通行の制限がある場合があります。
ルートを決めたあとには、一度実際に道を歩いてみて確認するといいでしょう。

3.目印を決める

ルートが決まったら、その途中の目印を探します。
特に曲がり角は、どの方向に曲がればいいのかをわかるように交差点の四隅にある目印を表示しましょう。

公園や公共施設、信号など、頻繁に建て替えが起こることがないものを目印にするのがポイントです。
夜にも運営している店舗の場合は、昼だけでなく夜の暗がりの中でも確認できるコンビニなどの目印を用意しておきましょう。

4.店舗に到着したとすぐにわかるようにしておく

顧客を迷わず店舗に導くには、わかりやすいアクセスマップだけでなく、到着地がすぐにわかる工夫も必要です。
店名の看板が奥まったところにあったり、目線に入らない上階にあったりなど、店の位置がわかりづらい場合、最後にたどり着けずに迷ってしまう場合があります。

やってきた人の目線に入る位置に看板などの店名がわかるものがあるのかを確認しておきましょう。

アクセスマップ制作で使える基本操作

  • 線パネル
  • アピアランスパネル
  • スタイライズ
  • クリッピングマスク
  • アウトライン
  • アピアランスの分割

線パネル

 線パネルでは、線の太さを設定するだけでなく、線の両端の形や、角の形を変える事ができます。また点線や矢印も作る事ができます。

参考サイト

アピアランスパネル

Adobe Illustrator で効果、アピアランスパネルおよびグラフィックスタイルパネルを使用すると、オブジェクト、グループまたは、レイヤーのアピアランスを変えることができます。また、1 つのオブジェクトを複数の必須部分に分割して、オブジェクト要素を個別に修正することもできます。

参考サイト

スタイライズ

【illustrator】オブジェクトに「スタイライズ」効果で影やぼかしをつける 「スタイライズ」効果で、選択したオブジェクトに影や角を丸くするなどができます。

参考サイト

クリッピングマスク

クリッピングマスクは、その形状によってほかのアートワークをマスクす

るオブジェクトです。クリッピングマスクの内側にあるエリアのみが見え

るように、アートワークをマスクの形状にクリップします。クリッピング

マスクとマスクされたオブジェクトは、クリッピングセットと呼ばれます

参考サイト

クリッピングマスクの作成方法 (Illustrator) – Adobe Help Center

Illustrator でクリッピングマスクを使用および編集する方法

クリッピングマスクと不透明マスク

アウトライン

イラレで基本的に入力する文字フォントツールがありますが、そのフォントツールをアウトライン化することでオブジェクトにすることができます。
何が違うのかというと、フォントは文字情報、アウトライン化したのはオブジェクト(図形)情報ということです。
このアウトライン化をすれば、インストールしたフォントで別のパソコンで開く場合置き換わってしまうということを防ぐことができます。

Illustrator「アウトライン」という言葉で
覚えておく3つ!

「オブジェクト」>「パス」>「パスのアウトライン」

「書式」>「アウトラインの作成」

「表示」>「アウトライン(Ctrl+Y)」

参考サイト

アピアランスの分割

1つのオブジェクトには塗り、線、効果、不透明度の4つのアピアランス属性があります。例えば”1つのオブジェクトに4つのアピアランス属性”を”1つのアピアランス属性で1つのオブジェクト”にしてくれるのがアピアランスを分割する機能

参考サイト